「バウンド・ドック」の版間の差分

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== NRX-055 バウンド・ドック(Baund Doc) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[機動戦士Ζガンダム]][[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]])
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Baund-Doc]]<ref>[http://www.1999.co.jp/image/10046473p/10/1 モビルスーツインアクション「バウンド・ドック」パッケージ]より。</ref><br />[[外国語表記::Bound-Doc]]<ref>[http://www.1999.co.jp/10093513 ガレージキット「バウンド・ドック」パッケージ]より。</ref>
*分類:[[ニュータイプ]]専用試作型[[可変モビルアーマー]]
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*型式番号:NRX-055
+
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
*頭頂高:27.3m
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|小林誠}}
*全高:29.7m
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦}}
*全長:27.2m(MA時)
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*全幅:15.2m(MA時)
+
}}
*本体重量:82.7t
 
*全備重量:129.4t
 
*質量比:1.33
 
*動力:熱核融合炉
 
*ジェネレーター[[出力]]:2260KW
 
*スラスター推力:145800kg
 
*姿勢制御バーニア数:4
 
*センサー有効半径:9840m
 
*装甲材質:ガンダリウム合金
 
*開発:オークランド研究所
 
*所属:[[ティターンズ]]
 
*主なパイロット
 
**[[ゲーツ・キャパ]]【灰色・1号機】
 
**[[ロザミア・バダム]]【赤色・2号機】
 
**[[ジェリド・メサ]]【黄色・3号機】(※劇中では赤色、もしくは未搭乗)
 
*メカニックデザイン:小林誠
 
  
[[一年戦争]]時に[[ジオン公国軍]]が開発した[[モビルアーマー]]であるグラブロを基にして開発された[[ニュータイプ]]専用可変[[モビルアーマー]]。
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用[[可変モビルアーマー]]
 +
| 生産形態 = 試作機
 +
| 型式番号 = [[型式番号::NRX-055]]
 +
| 頭頂高 =
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;【MS形態】
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:[[頭頂高::27.3 m]]{{#set:全長=27.3 m}}
 +
| 全高 =
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;【MS形態】
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:29.7 m
 +
| 全長 = [[全長::27.2 m]]
 +
| 全幅 = 15.2 m
 +
| 本体重量 = [[重量::82.7 t]]
 +
| 全備重量 = 129.4 t
 +
| 質量比 = 1.33
 +
| 動力 = 熱核融合炉
 +
| ジェネレーター出力 = 2260 kW
 +
| スラスター推力 = 48,600 kg×3(後腰部)
 +
;総推力
 +
:145,800 kg
 +
| アポジモーター数 = 4
 +
| センサー有効半径 = 9,840 m
 +
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダリウム合金]]
 +
| 開発 = オークランド研究所
 +
| 所属 = {{所属 (メカ)|ティターンズ}}
 +
| パイロット =
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;【灰色・1号機】
 +
:[[パイロット::ゲーツ・キャパ]]<br />ローレン・ナカモト
 +
;【赤色・2号機】
 +
:[[パイロット::ロザミア・バダム]]
 +
;【黄色・3号機】
 +
:[[パイロット::ジェリド・メサ]]<ref>劇中では赤色、もしくは未登場。</ref>
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}}
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'''バウンド・ドック'''は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[登場メカ]]。
  
[[モビルスーツ]]形態に変形可能で、操作系には[[サイコミュ|サイコミュ・システム]]を使用している。機体の開発はオークランド研究所で行われ、システムの調整は[[オーガスタニュータイプ研究所|オーガスタ研究所]]が行っている。サイコミュを切れば一般兵でも使用可能と言われているが、基本的には[[ニュータイプ]][[強化人間]]でなければ性能を発揮させる事ができない。他のサイコミュ搭載機のような際立った特徴はないが、ロザミアによれば反応速度は[[ギャプラン]]並らしい。また、ロザミア機の装甲は[[百式]]のビームライフルを受け付けないほど頑丈だった。
+
== 概要 ==
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[[一年戦争]]時に[[ジオン公国軍]]が開発した[[モビルアーマー]]であるグラブロ(SRW未登場)を基に開発された[[ニュータイプ]]専用[[可変モビルアーマー]]
  
MA形態では細身の上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。その外見は'''カブトガニ'''に似ている。<br/>
+
操作系にはサイコミュを使用。機体の開発はオークランド研究所で行われ、システムの調整は[[オーガスタニュータイプ研究所|オーガスタ研究所]]が行っている。サイコミュを切れば一般兵でも使用可能と言われているが、基本的には[[ニュータイプ]]や[[強化人間]]でなければ性能を発揮させる事ができない。他のサイコミュ搭載機のような際立った特徴はないが、[[ロザミア・バダム]]によれば反応速度は[[ギャプラン]]並らしい。また、ロザミア機の[[装甲]]は[[百式]]の[[ビームライフル]]を受け付けないほど頑丈だったが、これもサイコミュの恩恵なのかは明示されていない。
また、左手のシールドにはモノアイが付いており、MA形態時にはメインカメラになる。右手がクローになっているため、左手でしかライフルとサーベルを扱えない。
 
  
最初はロザミア機とゲーツ機が登場し、最終決戦ではジェリド機が登場しているが、TV版のジェリド機は[[ネモ]]を2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。なお、ジェリドは元々、黄色の3号機に乗るはずだったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも噂されるが理由は不明。<br/>
+
[[MA]]形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。外見は'''カブトガニ'''に似ている。
[[ゲーツ・キャパ]]搭乗機の灰色の機体は「'''[[バウンド・ドック (ゲーツ用)]]'''」を参照。
 
  
[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』のコミックボンボン版では遺跡として発掘されている。<br/>
+
計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機は試作型とされコクピットが複座式になっていたが、後に他と同じ単座式に改装された。
また、漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』においては、バウンド・ドックの完成型といえる機体「'''アモン・ドック'''」の存在が明かされた。
+
 
 +
=== MS形態 ===
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[[モビルスーツ]]形態に[[変形]]可能。左手はモビルアーマー形態時のメインカメラとして機能するためのモノアイ付のシールド、右手はマニピュレーターではなくクローという左右非対称な姿となるため、ビームライフル・[[ビームサーベル]]とも左手でしか持つことができない。
 +
 
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細身な上半身に重量感のある下半身を持つが、外見的にはスカートのついたウサギかキツネの獣人のように見える異様な外見をしている。首が360度回転する為、作中では先に首が後ろを振り向いた後に体も振り向くというかなり不気味な動き方をしていたのが印象に残る。
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=== 劇中での活躍 ===
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最初は[[ゲーツ・キャパ]]の1号機と[[ロザミア・バダム]]の2号機が登場し、最終決戦では[[ジェリド・メサ]]の3号機が登場している。
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ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後に[[ドゴス・ギア]]を撃沈するために現れた[[レコア・ロンド]]の[[パラス・アテネ]]と交戦するが、その後の行方はゲーツ共々不明。ちなみに劇中では常時MA形態でしか登場していない。
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ロザミア機は[[Ζガンダム]]や[[百式]]と交戦し、ビームライフルの直撃を受けるも全くの無傷という脅威の防御力を見せつけた。またロザミアがサイコミュによる遠隔操作を行い、無人の本機をMAからMS形態に変形させる姿を披露したことも。彼女が[[サイコガンダムMk-II]]に乗り換えて以降の去就は不明。
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TV版のジェリド機は[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]を2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。ちなみに本来ニュータイプか強化人間でなければマトモに動かせないはずの本機にジェリドが搭乗しているため、3号機はサイコミュが撤廃されてオールドタイプでも操縦可能になったとする資料もある<ref>劇中でもロザミア機とジェリド機でコクピットの内装が全く異なるため、何らかの仕様変更が行われている可能性はある。</ref>
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なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス<ref>劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。</ref><ref>TV版放送当時に発売された[[サイコガンダムMk-II]]のプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。</ref>とも噂されるが理由は不明。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 +
灰色([[ゲーツ・キャパ|ゲーツ]]機)と黄色([[ジェリド・メサ|ジェリド]]機)が登場することはあまり無く、全員赤色([[ロザミア・バダム|ロザミア]]機)に統一されることが多い。とはいえ、劇中未登場で終わった黄色に少ないながらも活躍の機会があるのはSRWならではといえる。
 +
 +
高めの耐久力に普通の武装というバランスが扱いやすいのか兵士からネームドまで数多くの[[オールドタイプ]]が乗り込むため、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。[[MA]]形態になると最大射程が1に落ちている作品もあり、無駄に硬いだけのザコという場合も。
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 +
一部の作品ではバウンド・ドッ'''グ'''と間違った名前になっている……が、実は原作でも「ドッグ」と呼ばれるシーンがあるため完全に間違っているとも言えなかったりする。
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:MS形態が[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。
+
:[[MS]]形態が[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
+
:PS版では[[MA]]形態も登場。また、[[ジェリド・メサ|ジェリド]]搭乗機は専用色に変更されている。
:ジェリド・[[マウアー・ファラオ|マウアー]]がMS形態に乗って登場。変形はしない。
+
:;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
+
::ジェリドと[[マウアー・ファラオ|マウアー]]がMS形態に乗って登場。[[変形]]はしない。
:MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。ゲーツらが乗る。後半に登場するMSの中ではHPが高い強敵だが、MA形態なら射程1の武器しかない。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
;[[スーパーロボット大戦EX]]
+
:MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。後半に登場するMSの中では[[HP]]が高い強敵だが、MA形態なら[[射程]]1の武器しかない。
:シュウの章でジェリド達3人を説得すると、自軍ユニットとして使用可能。拡散メガ粒子砲がそこそこの威力を持ち、変形可能で移動力もあり、意外と役に立つ。しかし、海ステージやラスボス戦では戦力外。難解な[[隠し要素]]を知らなければ自然と乗り続ける事になる上に、隠し要素を取っても、'''クワトロとジェリド達3人の内、誰か1人はバウンド・ドックに乗らなければならない'''ので、プレイヤーによってはその悪い印象の方が強く残りがち。PS版では洞窟や神殿内での出撃も可能になった他、[[精神コマンド]][[挑発]]」の追加により囮役としての有効性は増した。
+
:PS版では[[ゲーツ・キャパ|ゲーツ]]搭乗機は専用色に変更されている。
;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦EX}}
:MA・MS両形態共に[[ティターンズ]]の戦力として登場する。MA形態はロボット図鑑100%を阻むレアユニット。有名パイロットではゲーツと[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]が乗るが、ジェリドとロザミアは乗らない。
+
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の章では[[ジェリド・メサ|ジェリド]][[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]][[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]の3人が揃って乗っており、[[隠し要素/EX|誰かを]][[説得]]すると機体と共に全員まとめて寝返ってくれる。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
:拡散メガ粒子砲がP属性の射程2でそこそこの威力を持ち、MA形態は移動力も高いので意外と役に立つ。だが、洞窟や神殿内には出撃不可能な上に機体不足で誰かは必ず本機に乗らざるを得ないため、プレイヤーによってはその悪い印象の方が強く残りがち。
:ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。
+
:PS版では洞窟や神殿内に出撃可能になったほか、[[挑発]]の追加でオトリ役としても活躍できるようになったが、拡散~の射程が1に落ちているためMA形態はかなり使いにくくなっている。また、ジェリド機は何故かSFC版と同じく赤いままである。3人仲良くお揃いでいたかったのだろうか。
 
+
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
=== COMPACTシリーズ ===
+
:MA・MS両形態共に[[ティターンズ]]の戦力として登場する。MA形態は[[ロボット大図鑑]]100%を阻むレアユニット。兵士以外では[[ゲーツ・キャパ|ゲーツ]][[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]が搭乗。[[ジェリド・メサ|ジェリド]][[ロザミア・バダム|ロザミア]]は乗らない。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:ジェリドやマウアー、[[ティターンズ兵]]が乗ってくる。ロザミアを説得して仲間にすると1機入手するが、射程が短め。
+
:本作で初めて灰色([[ゲーツ・キャパ|ゲーツ]]機)と黄色([[ジェリド・メサ|ジェリド]]機)が登場するが、両者とも変形しないためMA形態は相変わらず赤色のみの登場。黄色は結構出番が多いが、灰色は宇宙編で一度しか出てこないと結構レア。基本性能はどちらも赤色より強化されている。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
:全色共通の弱点として、MS形態は最長5、MA形態は最長1という射程の短さがある。
:MS、MA両形態が登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]]
 
:MS形態のみ登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
 
:MA形態のみ登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
:地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
:結構わんさか出てくる。が、はっきり言ってヤザンの乗った[[ハンブラビ]]の方が怖い。
 
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:[[ティターンズ]]のMSとしては最強格だが地形適応にムラがあり地上戦には弱い。ロザミアやジェリドなどが乗ってくる。
+
:再び赤色のみに省略された。[[ティターンズ]]のMSの中では最強格で、耐久力は相変わらず高め。ライフルはP1-7、拡散メガ粒子砲はP1-6と武器性能がかなり良くなっているが、機体、武器共に空陸適応が悪いため宇宙以外では弱い。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:兵士や[[ロザミア・バダム|ロザミア]]ら3人以外では、[[マウアー・ファラオ|マウアー]]と[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]が乗り込む。
:攻撃力がアップし射程の長いP兵器のビームライフルが脅威。新規EDルートではジェリドの他ブランやカクリコンまでこれに乗ってくるのだが、対して強くないため経験値稼ぎのいいカモである。
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
::攻撃力がアップしビームライフルが結構脅威に。新規EDルートでは[[ブラン・ブルターク|ブラン]]や[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]が新たに乗り込むが、その頃には経験値稼ぎのいいカモである。
:前半はティターンズ機として。後半は同機の『[[∀ガンダム]]』版であるムットゥーが出ないので、その代わり。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 +
:前半はティターンズ、後半は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』のムットゥー(SRW未登場)の代わりに[[ムーンレィス]]の戦力として登場。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』で空陸Cだった拡散メガ粒子砲が空陸Aに改善され、耐久力も序盤から登場するMSにしては高めと結構厄介な存在に。
 +
:兵士以外では[[ジェリド・メサ|ジェリド]]・[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]・[[マウアー・ファラオ|マウアー]]が乗る。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:ジェリドだけじゃなく、マウアーも乗る。堅いだけで、強くない。一方倒すと怒りの[[精神コマンド]]を使ってくるのはお約束。
+
:本作ではMA形態が基本でMS形態は戦闘演出のみ。ジェリドだけでなく、マウアーも乗る。堅いがそれほど強くない。片一方を倒すと怒りの[[精神コマンド]]を使ってくるのはお約束。
;[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク}}
:プレイヤーにも使用可能。敵より性能は落ちているとはいえ、攻撃力は[[ガブスレイ]]や[[バイアラン]]を上回る。劇場版では乗った事が無い[[ロザミア・バダム|ロザミア]]に与えるといい働きをする。
+
::プレイヤーにも使用可能。敵より性能は落ちているとはいえ、攻撃力は[[ガブスレイ]]や[[バイアラン]]を上回る。劇場版では乗った事が無い[[ロザミア・バダム|ロザミア]]に与えるといい働きをする。
 +
 
 +
=== COMPACTシリーズ ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
 +
:ジェリドやマウアー、[[ティターンズ兵]]が乗ってくる。また、ロザミアを説得して仲間にすると1機入手できる。
 +
:射程が短いので活躍は期待できないが、よく見るとMA形態時の装甲値が目を疑うほど高いのが特徴。[[超合金ニューZ]]でできてるのだろうか?
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
 +
:MS・MA両形態が登場する。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇}}
 +
:MS形態のみ。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
 +
:MA形態のみ。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 +
:地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。HPは高めだが最大射程が4と短いため『αシリーズ』より対処は楽。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 +
:結構わんさか出てくる。が、はっきり言って[[ヤザン・ゲーブル]]の乗った[[ハンブラビ]]の方が怖い。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
:第10話「たとうかいのけっせん」にMS形態が登場。
+
:初登場作品。第10話「たとうかいのけっせん」にMS形態が登場。仲間にすればMA形態にもなれる上に、それなりに高い能力を持つ。余裕があれば説得を。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 +
:ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。他の敵可変機もそうだが、MA形態は登場しない。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
;[[ヒーロー戦記]]
+
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
:ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
 
:ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
 
:戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
 
:戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
 +
;[[Another Century's Episode]]
 +
:使用可能機体。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;ビーム・ライフル
+
;格闘 / クロー・アーム
:小型のライフル。左腕で使用する。
 
;ビーム・サーベル
 
:ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。SRWでの採用率は低め。
 
;クロー・アーム
 
 
:MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。
 
:MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。
 +
:MS形態、MA形態で分かれているときはMS形態が前者、MA形態が後者という場合が多い。『Z』では両形態のクローで順番に攻撃する連続攻撃。
 
;拡散メガ粒子砲
 
;拡散メガ粒子砲
 
:ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。
 
:ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。
 +
:接近戦用から長射程まで、シリーズによって射程が大きく異なる。『[[旧シリーズ]]』の時点で有射程P武器だったことも。『Z』では全体攻撃。攻撃範囲の広さ故に命中補正は基本的に高め。
 +
;ビーム・ライフル
 +
:小型のライフル。左手のマニピュレーターで使用するが、実は右手のクローでも扱えるとする資料もある<ref>プラモデル「[[SDガンダムシリーズ|BB戦士]]」では実際に右手に装備する。</ref>。
 +
:『[[旧シリーズ]]』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『[[αシリーズ]]』では長射程P属性になり手強くなった。
 +
;ビーム・サーベル
 +
:ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。実は格納場所が設定に存在しない。
 +
:クローアームがあるためかこちらはSRWでの採用率は低め。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;剣装備
 
;剣装備
:[[切り払い]]を発動。ビーム・サーベル非所持作品の場合は不可。
+
:[[切り払い]]を発動。ビームサーベル非所持作品の場合は不可。
 
;[[変形]]
 
;[[変形]]
:[[MA]]形態から[[MS]]形態へと変形する。
+
:[[MA]]形態から[[MS]]形態へ、あるいはその逆へと変形する。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
;[[]][[]]
+
;[[]]
:[[MA]]形態時は[[飛行]]可能。
+
:[[MS]]形態。
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;[[]]
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:[[MA]]形態。
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
117行目: 173行目:
 
;[[バイアラン・カスタム]]
 
;[[バイアラン・カスタム]]
 
:バウンド・ドックの踵を使っている。
 
:バウンド・ドックの踵を使っている。
;[[アッシマー]]
+
;[[アッシマー]]、[[ギャプラン]]
 
:同じ研究所で開発された機体。
 
:同じ研究所で開発された機体。
;[[ギャプラン]]
+
;[[GUNDAM:アモン・ドッグ|アモン・ドッグ]](SRW未登場)
:同じ研究所で開発された機体。
+
:[[漫画]]『機動戦士ゼータガンダム1/2』(SRW未参戦)に登場。バウンド・ドックを2機、上下に連結させた機体。
;ムットゥー
+
;[[GUNDAM:ムットゥー|ムットゥー]](SRW未登場)
:『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に登場。ロスト・マウンテンから発掘された[[ディアナ・カウンター]][[可変モビルスーツ]]で、MA形態に変形可能。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。
+
:『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に登場。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。当初はそのままバウンド・ドックが発掘される予定であったらしいが、製作途中の方針転換によりオリジナルMSに変更された模様。
:SRW未登場だが、[[α外伝]]で代わりにバウンド・ドックが使われた。
+
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で代わりにバウンド・ドックが登場した。
 +
;[[GUNDAM:サンドードック|サンドードック]](SRW未登場)
 +
:[[漫画]]『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] DUST』(SRW未参戦)に登場。MS形態がバウンド・ドック、MA形態がサンドージュに変形する。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*「ハウンド・ドッグ(猟犬)」という名詞や犬のようにも見える姿が災いしてドッ'''ク'''をドッ'''グ'''に間違われたりとか、[[サイコガンダムMk-II|サイコMk-II]]や[[キュベレイ]]のような分かり易い[[サイコミュ|サイコミュ兵器]]が無い上[[ジェリド・メサ|ジェリド]]最後の乗機であるが故に一般機認識されたりと、勘違いされがちな要素を幾つも抱えている。「可変'''モビルアーマー'''であり'''モビルスーツではない'''ため基本形態はMA形態」という点に関しては、メッサーラ・アッシマー・ギャプランなども含めて度々誤解を受けている。
 +
*『[[SDガンダムシリーズ]]』ではその名前や外見から犬や狐、狼といった動物系の要素を付加される事も多い。
 +
**『[[SDガンダム外伝]]』ではMS形態とMA形態がそれぞれ別キャラクターとして採用されている。前者は狼の獣人モンスターというわかりやすいアレンジだが、後者はなんと'''ミミック'''。シールドの部分が宝箱の蓋になっており、開けるとそこからモノアイが見えるようになっている。
 +
***またこのモンスターの存在から、逆説的に'''スダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくり'''という設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。
 +
***さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師<ref>背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。</ref>として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。
 +
**一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ'''「弾犬」'''<ref>これで「ばうんどどっく」と読む。'''サンライズ公式設定である'''。</ref>。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」<ref>こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。</ref>として登場。下記の「バウンド・フォックス」よりもこちらが先に登場している。
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*数多のMSが[[忍者]]、あるいは和風テイストのアレンジをされた「MS忍者(モビルにんじゃ)」として登場する怪作漫画『Gの影忍』では、九尾の狐の要素をバウンド・ドックに採り入れたMS忍者「バウンド・フォックス」が登場。狐のような鳴き声を発しながら四脚で走行し、9つのテールパーツからインコムを射出する。
  
== 余談 ==
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== 脚注 ==
*犬科の動物に似た頭部をしており、よく「バウンド・ドッ'''グ'''」と間違えられるが、正しくは「バウンド・ドッ'''ク'''」である。同じバンプレストのゲームソフト『[[ヒーロー戦記]]』でも「ドッグ」と表記されたり、武者頑駄無シリーズでは『弾犬』と漢字表記されているなど、公式でさえ間違われることがある。なお「'''ハ'''ウンド・ドッ'''グ'''」だと「猟犬」になる。
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<references />
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
<amazon>B000EF5KQU</amazon>
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<amazon>B000EF5KQU</amazon><amazon>B000FI9JQS</amazon><amazon>B003F77T5E</amazon><amazon>B000NGQ74Y</amazon>
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*[http://www.bandai.co.jp/candy/gundam/standart/20/ FW GUNDAM STANDart:20]
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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2024年3月24日 (日) 03:10時点における最新版

バウンド・ドック
外国語表記 Baund-Doc[1]
Bound-Doc[2]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 小林誠
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ニュータイプ専用可変モビルアーマー
生産形態 試作機
型式番号 NRX-055
全長 27.2 m
頭頂高
【MS形態】
27.3 m
全高
【MS形態】
29.7 m
全幅 15.2 m
本体重量 82.7 t
全備重量 129.4 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2260 kW
スラスター推力

48,600 kg×3(後腰部)

総推力
145,800 kg
アポジモーター 4
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 9,840 m
開発 オークランド研究所
所属 ティターンズ
パイロット
【灰色・1号機】
ゲーツ・キャパ
ローレン・ナカモト
【赤色・2号機】
ロザミア・バダム
【黄色・3号機】
ジェリド・メサ[3]
テンプレートを表示

バウンド・ドックは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

一年戦争時にジオン公国軍が開発したモビルアーマーであるグラブロ(SRW未登場)を基に開発されたニュータイプ専用可変モビルアーマー

操作系にはサイコミュを使用。機体の開発はオークランド研究所で行われ、システムの調整はオーガスタ研究所が行っている。サイコミュを切れば一般兵でも使用可能と言われているが、基本的にはニュータイプ強化人間でなければ性能を発揮させる事ができない。他のサイコミュ搭載機のような際立った特徴はないが、ロザミア・バダムによれば反応速度はギャプラン並らしい。また、ロザミア機の装甲百式ビームライフルを受け付けないほど頑丈だったが、これもサイコミュの恩恵なのかは明示されていない。

MA形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、下からは収納された上半身が丸見えである。外見はカブトガニに似ている。

計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機は試作型とされコクピットが複座式になっていたが、後に他と同じ単座式に改装された。

MS形態[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ形態に変形可能。左手はモビルアーマー形態時のメインカメラとして機能するためのモノアイ付のシールド、右手はマニピュレーターではなくクローという左右非対称な姿となるため、ビームライフル・ビームサーベルとも左手でしか持つことができない。

細身な上半身に重量感のある下半身を持つが、外見的にはスカートのついたウサギかキツネの獣人のように見える異様な外見をしている。首が360度回転する為、作中では先に首が後ろを振り向いた後に体も振り向くというかなり不気味な動き方をしていたのが印象に残る。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

最初はゲーツ・キャパの1号機とロザミア・バダムの2号機が登場し、最終決戦ではジェリド・メサの3号機が登場している。

ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後にドゴス・ギアを撃沈するために現れたレコア・ロンドパラス・アテネと交戦するが、その後の行方はゲーツ共々不明。ちなみに劇中では常時MA形態でしか登場していない。

ロザミア機はΖガンダム百式と交戦し、ビームライフルの直撃を受けるも全くの無傷という脅威の防御力を見せつけた。またロザミアがサイコミュによる遠隔操作を行い、無人の本機をMAからMS形態に変形させる姿を披露したことも。彼女がサイコガンダムMk-IIに乗り換えて以降の去就は不明。

TV版のジェリド機はネモを2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。ちなみに本来ニュータイプか強化人間でなければマトモに動かせないはずの本機にジェリドが搭乗しているため、3号機はサイコミュが撤廃されてオールドタイプでも操縦可能になったとする資料もある[4]

なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス[5][6]とも噂されるが理由は不明。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

灰色(ゲーツ機)と黄色(ジェリド機)が登場することはあまり無く、全員赤色(ロザミア機)に統一されることが多い。とはいえ、劇中未登場で終わった黄色に少ないながらも活躍の機会があるのはSRWならではといえる。

高めの耐久力に普通の武装というバランスが扱いやすいのか兵士からネームドまで数多くのオールドタイプが乗り込むため、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。MA形態になると最大射程が1に落ちている作品もあり、無駄に硬いだけのザコという場合も。

一部の作品ではバウンド・ドッと間違った名前になっている……が、実は原作でも「ドッグ」と呼ばれるシーンがあるため完全に間違っているとも言えなかったりする。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
MS形態がDCの戦力として登場する。
PS版ではMA形態も登場。また、ジェリド搭乗機は専用色に変更されている。
第2次スーパーロボット大戦G
ジェリドとマウアーがMS形態に乗って登場。変形はしない。
第3次スーパーロボット大戦
MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。後半に登場するMSの中ではHPが高い強敵だが、MA形態なら射程1の武器しかない。
PS版ではゲーツ搭乗機は専用色に変更されている。
スーパーロボット大戦EX
シュウの章ではジェリドライラカクリコンの3人が揃って乗っており、誰かを説得すると機体と共に全員まとめて寝返ってくれる。
拡散メガ粒子砲がP属性の射程2でそこそこの威力を持ち、MA形態は移動力も高いので意外と役に立つ。だが、洞窟や神殿内には出撃不可能な上に機体不足で誰かは必ず本機に乗らざるを得ないため、プレイヤーによってはその悪い印象の方が強く残りがち。
PS版では洞窟や神殿内に出撃可能になったほか、挑発の追加でオトリ役としても活躍できるようになったが、拡散~の射程が1に落ちているためMA形態はかなり使いにくくなっている。また、ジェリド機は何故かSFC版と同じく赤いままである。3人仲良くお揃いでいたかったのだろうか。
第4次スーパーロボット大戦S
MA・MS両形態共にティターンズの戦力として登場する。MA形態はロボット大図鑑100%を阻むレアユニット。兵士以外ではゲーツカクリコンが搭乗。ジェリドロザミアは乗らない。
スーパーロボット大戦F完結編
本作で初めて灰色(ゲーツ機)と黄色(ジェリド機)が登場するが、両者とも変形しないためMA形態は相変わらず赤色のみの登場。黄色は結構出番が多いが、灰色は宇宙編で一度しか出てこないと結構レア。基本性能はどちらも赤色より強化されている。
全色共通の弱点として、MS形態は最長5、MA形態は最長1という射程の短さがある。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
再び赤色のみに省略された。ティターンズのMSの中では最強格で、耐久力は相変わらず高め。ライフルはP1-7、拡散メガ粒子砲はP1-6と武器性能がかなり良くなっているが、機体、武器共に空陸適応が悪いため宇宙以外では弱い。
兵士やロザミアら3人以外では、マウアーライラが乗り込む。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
攻撃力がアップしビームライフルが結構脅威に。新規EDルートではブランカクリコンが新たに乗り込むが、その頃には経験値稼ぎのいいカモである。
スーパーロボット大戦α外伝
前半はティターンズ、後半は『∀ガンダム』のムットゥー(SRW未登場)の代わりにムーンレィスの戦力として登場。『α』で空陸Cだった拡散メガ粒子砲が空陸Aに改善され、耐久力も序盤から登場するMSにしては高めと結構厄介な存在に。
兵士以外ではジェリドカクリコンマウアーが乗る。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
本作ではMA形態が基本でMS形態は戦闘演出のみ。ジェリドだけでなく、マウアーも乗る。堅いがそれほど強くない。片一方を倒すと怒りの精神コマンドを使ってくるのはお約束。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
プレイヤーにも使用可能。敵より性能は落ちているとはいえ、攻撃力はガブスレイバイアランを上回る。劇場版では乗った事が無いロザミアに与えるといい働きをする。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
ジェリドやマウアー、ティターンズ兵が乗ってくる。また、ロザミアを説得して仲間にすると1機入手できる。
射程が短いので活躍は期待できないが、よく見るとMA形態時の装甲値が目を疑うほど高いのが特徴。超合金ニューZでできてるのだろうか?
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
MS・MA両形態が登場する。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
MS形態のみ。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
MA形態のみ。
スーパーロボット大戦IMPACT
地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。HPは高めだが最大射程が4と短いため『αシリーズ』より対処は楽。
スーパーロボット大戦COMPACT3
結構わんさか出てくる。が、はっきり言ってヤザン・ゲーブルの乗ったハンブラビの方が怖い。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。第10話「たとうかいのけっせん」にMS形態が登場。仲間にすればMA形態にもなれる上に、それなりに高い能力を持つ。余裕があれば説得を。
スーパーロボット大戦64
ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。他の敵可変機もそうだが、MA形態は登場しない。

関連作品[編集 | ソースを編集]

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
Another Century's Episode
使用可能機体。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

格闘 / クロー・アーム
MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。
MS形態、MA形態で分かれているときはMS形態が前者、MA形態が後者という場合が多い。『Z』では両形態のクローで順番に攻撃する連続攻撃。
拡散メガ粒子砲
ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。
接近戦用から長射程まで、シリーズによって射程が大きく異なる。『旧シリーズ』の時点で有射程P武器だったことも。『Z』では全体攻撃。攻撃範囲の広さ故に命中補正は基本的に高め。
ビーム・ライフル
小型のライフル。左手のマニピュレーターで使用するが、実は右手のクローでも扱えるとする資料もある[7]
旧シリーズ』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『αシリーズ』では長射程P属性になり手強くなった。
ビーム・サーベル
ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。実は格納場所が設定に存在しない。
クローアームがあるためかこちらはSRWでの採用率は低め。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。ビームサーベル非所持作品の場合は不可。
変形
MA形態からMS形態へ、あるいはその逆へと変形する。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

MS形態。
MA形態。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

関連機体[編集 | ソースを編集]

バイアラン・カスタム
バウンド・ドックの踵を使っている。
アッシマーギャプラン
同じ研究所で開発された機体。
アモン・ドッグ(SRW未登場)
漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』(SRW未参戦)に登場。バウンド・ドックを2機、上下に連結させた機体。
ムットゥー(SRW未登場)
∀ガンダム』に登場。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。当初はそのままバウンド・ドックが発掘される予定であったらしいが、製作途中の方針転換によりオリジナルMSに変更された模様。
α外伝』で代わりにバウンド・ドックが登場した。
サンドードック(SRW未登場)
漫画機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)に登場。MS形態がバウンド・ドック、MA形態がサンドージュに変形する。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 「ハウンド・ドッグ(猟犬)」という名詞や犬のようにも見える姿が災いしてドッをドッに間違われたりとか、サイコMk-IIキュベレイのような分かり易いサイコミュ兵器が無い上ジェリド最後の乗機であるが故に一般機認識されたりと、勘違いされがちな要素を幾つも抱えている。「可変モビルアーマーでありモビルスーツではないため基本形態はMA形態」という点に関しては、メッサーラ・アッシマー・ギャプランなども含めて度々誤解を受けている。
  • SDガンダムシリーズ』ではその名前や外見から犬や狐、狼といった動物系の要素を付加される事も多い。
    • SDガンダム外伝』ではMS形態とMA形態がそれぞれ別キャラクターとして採用されている。前者は狼の獣人モンスターというわかりやすいアレンジだが、後者はなんとミミック。シールドの部分が宝箱の蓋になっており、開けるとそこからモノアイが見えるようになっている。
      • またこのモンスターの存在から、逆説的にスダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくりという設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。
      • さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師[8]として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。
    • 一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ「弾犬」[9]。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」[10]として登場。下記の「バウンド・フォックス」よりもこちらが先に登場している。
  • 数多のMSが忍者、あるいは和風テイストのアレンジをされた「MS忍者(モビルにんじゃ)」として登場する怪作漫画『Gの影忍』では、九尾の狐の要素をバウンド・ドックに採り入れたMS忍者「バウンド・フォックス」が登場。狐のような鳴き声を発しながら四脚で走行し、9つのテールパーツからインコムを射出する。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. モビルスーツインアクション「バウンド・ドック」パッケージより。
  2. ガレージキット「バウンド・ドック」パッケージより。
  3. 劇中では赤色、もしくは未登場。
  4. 劇中でもロザミア機とジェリド機でコクピットの内装が全く異なるため、何らかの仕様変更が行われている可能性はある。
  5. 劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。
  6. TV版放送当時に発売されたサイコガンダムMk-IIのプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。
  7. プラモデル「BB戦士」では実際に右手に装備する。
  8. 背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。
  9. これで「ばうんどどっく」と読む。サンライズ公式設定である
  10. こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。

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