「ブライアン・ミッドクリッド」の版間の差分

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コロニー統合府および地球連邦の大統領歴任者。かつてはコロニーの独立自治権獲得運動「NID4」の指導者として、戦争を起こさずに[[コロニー|スペースコロニー]]を独立させた人物でもある。そのため、コロニーにおいて絶大な支持を受けている。
  

2017年2月7日 (火) 22:55時点における版

ブライアン・ミッドクリッド
外国語表記 Brian Midcrid
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 速水奨
種族 地球人
性別
年齢 不詳(50歳台?)
所属 コロニー統合府→地球連邦政府 (OG)
役職 大統領
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概要

コロニー統合府および地球連邦の大統領歴任者。かつてはコロニーの独立自治権獲得運動「NID4」の指導者として、戦争を起こさずにスペースコロニーを独立させた人物でもある。そのため、コロニーにおいて絶大な支持を受けている。

ブライアンを評する言葉としては「名政治家」、「食えない男」、「先読みと機転が利く」(キョウスケ・ナンブ)、「相当な勝負師」(タスク・シングウジ)など様々。ともあれ、OG1ではビアン・ゾルダークマイヤー・V・ブランシュタインのもう一つの意図に感づいていたり、エアロゲイターの目的についても的確な推測を行うなど、非常に優れた洞察力を持つ政治家であることは確かといえる。OG2でも、周囲にいる曲者たちの意図をある程度見通していた。

EOT特別審議会の壊滅後は、地球圏の混乱を収拾するために、地球連邦の大統領に就任。L5戦役後は「東京宣言」で異星人の存在を公表し、「イージス計画」を推進した。ただし、「東京宣言」はグライエン・グラスマンの議会工作によってやむなく行われたもので、ブライアンの本意ではなかった。コロニー出身であるブライアンの大統領としての政治的基盤は、本人がグライエンの傀儡だと自嘲したように、脆弱なものであったとみられる。また、ブライアンの基本的なスタンスとして、EOT特審のようなわが身可愛さの降伏など論外だが、かといって軍事力一本槍の発想でもなく、戦争回避の可能性を探るのが常である。理想を追い求めつつも実際に必要とされる行動を躊躇わないあたり、ビアン・ゾルダークとは似た存在である。が、ブライアンはあくまで非戦寄りであり、このような姿はグライエンからすると軟弱と映ったようである。

OG2の中盤で、グライエンらがクーデター計画「ミッション・ハルパー」を実行に移した際には、抵抗することなく辞任し、自らの派閥には動じないように説得した。もっともブライアンは、グライエン路線に関して「死神に魅入られている」と評し、彼の政権は長くは続かないと見ているようである。そして、その予見は的中することとなった。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター

人間関係

グライエン・グラスマン
安全保障委員会委員長。後にクーデターを起こしてブライアン派を排除し、自らを中心とする軍事政権を樹立した。DCが唱えた「異星人の脅威に対抗するための軍事政権」という路線を、自らの手で実現してみせたことになる。
ニブハル・ムブハル
EOT特別審議会と深い関係にあった人物。その後、ブライアンの大統領補佐官となる。しかしグライエンのクーデターに協力し、今度は彼の大統領補佐官となった。ブライアンはニブハルが異星人勢力のエージェントであることをほぼ察している。
レイカー・ランドルフ
連邦軍極東支部司令。L5戦役以降、ブライアンはレイカーを信頼していたようで、参謀本部を通さず直に報告を受けていた。
マイヤー・V・ブランシュタイン
コロニー統合軍総司令。戦争を好まないブライアンとはもともといい関係ではなかった。しかし、マイヤーは自分が死んだ後のコロニーの未来をブライアンに託した。
レフィーナ・エンフィールド
ブライアンにナンパされていた。
エクセレン・ブロウニング
初めて会った際、お互い軽口をたたいていた。
マルム・クイスード
MDでの交渉相手。

名台詞

ブライアン「僕も君が気に入った。どうかな…この戦争が終わったら秘書にでも?」
エクセレン「んふふ~、秘書以上のお仕事もOK? もちろん別料金になりますけどね?」
ブライアン「おっと、乗った! 別途料金の件は、契約書に盛り込もうじゃないか、君」
OG1でヒリュウ改に助けられた後に。冗談なのか素なのかわからないやりとりに、キョウスケからは「全く尻尾を出さない…こちらとしてはやりにくいな」と言われていた。
「それにしても、この艦は美人が多くていいね。クルーになりたいぐらいだ」
ヒリュウ改を評して。
「僕は戦争が嫌いだが…迫り来る脅威を享受するほど、愚かではないんでね」
目の前の「死」に対する脅威だけは回避するだけに、無駄なやり口だけは嫌いな人物らしい。
「つまり、敗軍の将が兵を語るわけだね」
オペレーション・プランタジネットにおいて作戦指揮の補佐をケネスが担当すると聞いて。遠回しに皮肉っている。
「そうか……それをきっかけに連邦軍とノイエDCの戦いが終わればいいんだが」
「いや……そういう流れになっているかな?」
同場面、ノイエDCとの連携に言及して。グライエンにすら、計画を察知しているのではないかと警戒されるほどの勘の良さ。
「ふうん……意外と近くにあるんじゃないのかい?」
これまた同場面、インスペクターとの交渉が難航している現状に応じて。実際にインスペクター側の人間であるニブハルにさらりと言っているのが見事。この嗅覚の鋭さはもはや神がかりといっていいレベル。
「いや、もういいよ。武器を捨て、白旗を掲げたまえ」
「これで僕の舞台はフィナーレということさ」
「今は内輪で争っている場合じゃない。直ちに抵抗をやめるんだ」
ミッション・ハルパー発動後、必死で防戦する部下達に対して。内輪で政権争いをするよりも、目前の危機を回避する方が最優先と考えた彼は、抵抗せずにその座を降りる事を選択。かくしてハルパーは滞りなく遂行されたのだが……。
「フ……ウィザードにしちゃ、随分とやり方が無粋だね。それとも、それだけ時間がなかったのかな」
(今の時代に必要なのはイージスの盾ではなく、ハルパーの鎌……だが、その鎌は死神に魅入られている)
(どちらにしても、長くはないよ……グライエン・グラスマン)
直後の台詞がこれ。持ち前の直感により、グライエンの軍事政権が長続きしないであろうことを予測している。果たしてこの予想通り、死神の手によって、グラスマン政権は倒壊した。