「GN-X III」を編集中
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− | + | == GNX-603T GN-X III(Jinx III / ジンクススリー) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | |
− | + | **[[機動戦士ガンダム00]] | |
− | * | + | **[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]] |
− | * | + | *分類:擬似太陽炉搭載型[[量産型]][[モビルスーツ]] |
− | | | + | *形式番号:GNX-609T |
− | | | + | *[[全長一覧|全高]]:19.0 m |
− | + | *重量:69.8 t | |
− | + | *[[動力・エンジン・エネルギー|動力・推進機関]]:[[GNドライヴ[Τ]]] | |
+ | *[[エネルギー]]:[[GN粒子]] | ||
+ | *装甲材質:Eカーボン | ||
+ | *所属:[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]、[[アロウズ]] | ||
+ | *主なパイロット: | ||
+ | **アロウズ機:[[ルイス・ハレヴィ]]、[[アンドレイ・スミルノフ]]、[[パトリック・コーラサワー]]、[[アロウズ (一般兵)|アロウズ兵]] | ||
+ | **連邦機:[[セルゲイ・スミルノフ]]、[[パング・ハーキュリー]]、[[パトリック・コーラサワー]]、[[連邦兵|地球連邦兵]] | ||
+ | *メカニックデザイン:海老川兼武 | ||
− | + | 2312年における[[地球連邦軍 (00)|地球連邦平和維持軍]]の主力MS。[[GN-X]]の後に開発されたGN-X II(SRW未参戦)の後継機。GN-Xの特徴だった胸部と腰部に設置されている粒子制御アンテナは小型化され、比較してみるとかなりすっきりした外観となっている。カラーリングはアロウズ機は濃紅、連邦正規軍機はライトブルーとなっている。 | |
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− | [[GN-X]]の後に開発されたGN-X II(SRW未参戦)の後継機。GN- | ||
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地球連邦正規軍よりもアロウズに優先的に配備が進められている他、アロウズ機は各パイロットの癖に合わせた機体のチューンがなされており、連邦正規軍機は稼働時間延長のために出力が抑えられているなどの違いがある。それでも、反政府勢力などの非太陽炉搭載型MSに対しては依然圧倒的な性能を誇っている。 | 地球連邦正規軍よりもアロウズに優先的に配備が進められている他、アロウズ機は各パイロットの癖に合わせた機体のチューンがなされており、連邦正規軍機は稼働時間延長のために出力が抑えられているなどの違いがある。それでも、反政府勢力などの非太陽炉搭載型MSに対しては依然圧倒的な性能を誇っている。 | ||
− | 本機は初代GN-Xおよび1世代前のGN-X | + | 本機は初代GN-Xおよび1世代前のGN-X IIと比べると、生産コストを優先させたため機体のカタログスペック自体はやや低下している。しかし、操縦系統やセンサーなどの内部機器は常にアップデートが続けられているため、操縦者の錬度によっては引けを取らない。劇場版では「[[GN-X IV]]」の登場で民間に払いされているほどの旧式機となっているが、それでも連邦正規軍以外では貴重な戦力となっている。 |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
− | : | + | :初登場作品。TV版基準。[[PV]]で[[ダブルオーガンダム]]に引き裂かれている。アロウズ仕様の紅色と連邦正規軍仕様のライトブルーの機体が登場し、アロウズ仕様の方が少しだけ性能が良い。 |
:量産性を優先させたが故に性能が犠牲になっているのか、序盤から数を頼りにウジャウジャ出てくる反面、かなりの強さを誇った初代[[GN-X]]に比べると明らかに弱体化しており、武器も少ないため基本的にはザコの域を出ない。 | :量産性を優先させたが故に性能が犠牲になっているのか、序盤から数を頼りにウジャウジャ出てくる反面、かなりの強さを誇った初代[[GN-X]]に比べると明らかに弱体化しており、武器も少ないため基本的にはザコの域を出ない。 | ||
− | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | |
− | + | :劇場版基準。[[サイガス・エイロニー]]や[[ジェミニス]]勢らが使用する。強敵ではない。機体色は劇場版に準拠してライトイエロー。 | |
− | : | ||
:劇場版ではGNビームライフルしか使わなかったためか、'''それだけしか装備していない'''。ただし、第31話「切り拓かれる運命」では[[シン・アスカ|シン]]と[[デスティニーガンダム]]をしっかり強化して攻撃を仕掛けない機体を見極めないと全滅させるのは難しい。 | :劇場版ではGNビームライフルしか使わなかったためか、'''それだけしか装備していない'''。ただし、第31話「切り拓かれる運命」では[[シン・アスカ|シン]]と[[デスティニーガンダム]]をしっかり強化して攻撃を仕掛けない機体を見極めないと全滅させるのは難しい。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | : | + | :PVで登場。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
− | + | ;GNバルカン | |
+ | :頭部に内蔵された小型ビーム連射砲。主に牽制用。 | ||
;GNクロー | ;GNクロー | ||
:ガンダム系には存在しない本機オリジナルの装備。指先に[[GNフィールド]]を展開して敵を攻撃する。 | :ガンダム系には存在しない本機オリジナルの装備。指先に[[GNフィールド]]を展開して敵を攻撃する。 | ||
:あくまでも補助的な装備だが、[[パトリック・コーラサワー|コーラサワー]]はこれで自機に取りついた[[ガガ]]2機を破壊している。 | :あくまでも補助的な装備だが、[[パトリック・コーラサワー|コーラサワー]]はこれで自機に取りついた[[ガガ]]2機を破壊している。 | ||
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;GNビームサーベル | ;GNビームサーベル | ||
:脚部に2基装備。[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]の改良の影響で、[[GN粒子]]の色が赤からオレンジに変わっている。 | :脚部に2基装備。[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]の改良の影響で、[[GN粒子]]の色が赤からオレンジに変わっている。 | ||
;GNビームライフル | ;GNビームライフル | ||
− | : | + | :小型のライフル。連射速度に優れる。 |
;GNランス | ;GNランス | ||
− | :GN-X | + | :GN-X IIIの象徴とも呼べる格闘武器。内部に大型GNコンデンサーと小型粒子ビーム砲を4門内蔵しており、射撃武器としても使用可能。 |
− | : | + | :1stシーズンエピローグでは本武器の試作品である「プロトGNランス」を装備した機体が見られる。 |
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:形状・用途共に[[デナン・ゾン]]など[[クロスボーン・バンガード]]のモビルスーツを彷彿とさせる。 | :形状・用途共に[[デナン・ゾン]]など[[クロスボーン・バンガード]]のモビルスーツを彷彿とさせる。 | ||
;NGNバズーカ | ;NGNバズーカ | ||
89行目: | 55行目: | ||
:一切の[[ビーム兵器]]を無力化する手榴弾。ビーム兵器が主に使用されている世界においては、脅威となる武装である。 | :一切の[[ビーム兵器]]を無力化する手榴弾。ビーム兵器が主に使用されている世界においては、脅威となる武装である。 | ||
:劇中では2nd第2話にて、[[ダブルオーガンダム]]に対して使用している。…が、実体剣をメインに使用するダブルオーガンダムには無意味であった(詳しくは「対決・名場面」の欄を参照)。 | :劇中では2nd第2話にて、[[ダブルオーガンダム]]に対して使用している。…が、実体剣をメインに使用するダブルオーガンダムには無意味であった(詳しくは「対決・名場面」の欄を参照)。 | ||
+ | ;GNシールド | ||
+ | :GN-Xと同じくディフェンスロッドが付属している。これを回転させることによって、ビーム兵器を防ぐことも可能。 | ||
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
105行目: | 73行目: | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
− | ;対[[ダブルオーガンダム]] | + | ;対[[ダブルオーガンダム]]戦 |
:2nd第2話より。起動に成功したダブルオーガンダムに僚機が駆逐されていくという不利な状況を覆すべく、GN-X IIIはGNフィールド手榴弾を投擲し、ダブルオーガンダムの[[ビーム兵器]]を無力化させることに成功する。 | :2nd第2話より。起動に成功したダブルオーガンダムに僚機が駆逐されていくという不利な状況を覆すべく、GN-X IIIはGNフィールド手榴弾を投擲し、ダブルオーガンダムの[[ビーム兵器]]を無力化させることに成功する。 | ||
:そして、GN-X IIIはGNランスを手にダブルオーガンダムに向かって突進するが、ビーム兵器を無力化されていても使用できるダブルオーガンダムが所持する実体剣GNソードIIによって両断されてしまうのであった。 | :そして、GN-X IIIはGNランスを手にダブルオーガンダムに向かって突進するが、ビーム兵器を無力化されていても使用できるダブルオーガンダムが所持する実体剣GNソードIIによって両断されてしまうのであった。 | ||
:[[アロウズ (一般兵)|GN-X IIIのパイロット]]がダブルオーガンダムのビーム兵器を無力化させた際に叫んだ'''「これで、ビーム兵器は役に立たない! [[死亡フラグ|接近戦では、こっちが有利ィッ!]]」'''という(迷)台詞も相まって、視聴者の印象に残る場面である。 | :[[アロウズ (一般兵)|GN-X IIIのパイロット]]がダブルオーガンダムのビーム兵器を無力化させた際に叫んだ'''「これで、ビーム兵器は役に立たない! [[死亡フラグ|接近戦では、こっちが有利ィッ!]]」'''という(迷)台詞も相まって、視聴者の印象に残る場面である。 | ||
− | ;対[[アヘッド]] | + | ;対[[アヘッド]]戦 |
:2nd第23話より。宇宙艦21隻を擁するアロウズ艦隊を[[カティ・マネキン|カティ]]指揮する輸送艦とGN-X III部隊が急襲。 | :2nd第23話より。宇宙艦21隻を擁するアロウズ艦隊を[[カティ・マネキン|カティ]]指揮する輸送艦とGN-X III部隊が急襲。 | ||
:先頭に立って突撃を敢行した本機搭乗の[[パトリック・コーラサワー|不死身の男]]は新鋭機のアヘッドにビームを撃たせる間もなく懐に飛び込み、GNランスで体勢を崩させた後、連射を浴びせて一瞬で撃墜してしまった。 | :先頭に立って突撃を敢行した本機搭乗の[[パトリック・コーラサワー|不死身の男]]は新鋭機のアヘッドにビームを撃たせる間もなく懐に飛び込み、GNランスで体勢を崩させた後、連射を浴びせて一瞬で撃墜してしまった。 | ||
:[[小説|小説版]]によると、この後、コーラサワーはアロウズ艦隊の1割に相当する巡航艦2隻を護衛のMS3機諸共瞬殺してアロウズ艦隊を大混乱に陥れた。 | :[[小説|小説版]]によると、この後、コーラサワーはアロウズ艦隊の1割に相当する巡航艦2隻を護衛のMS3機諸共瞬殺してアロウズ艦隊を大混乱に陥れた。 | ||
− | ;対[[ガガ]] | + | ;対[[ガガ]]戦 |
:[[リボンズ・アルマーク]]が投入した特攻兵器ガガの強襲に曝されたカティの輸送艦を守る為、その進路に立ち塞がった本機搭乗のコーラサワー。 | :[[リボンズ・アルマーク]]が投入した特攻兵器ガガの強襲に曝されたカティの輸送艦を守る為、その進路に立ち塞がった本機搭乗のコーラサワー。 | ||
:「先頭の機体を撃墜するも、爆発で視界を塞がれ背後に庇うべき[[母艦]]がある」という状況で第二陣のガガ3機に組み付かれてしまう。 | :「先頭の機体を撃墜するも、爆発で視界を塞がれ背後に庇うべき[[母艦]]がある」という状況で第二陣のガガ3機に組み付かれてしまう。 | ||
:GN-XIIIでトランザム状態のガガ三機を抑え切る事も出来ず、僚機はコーラサワー機を巻き込む事を恐れて攻撃出来ずと云う絶体絶命の危地で、カティに最後の通信を送った直後にガガをGNクローで粉砕し大爆発の中に消えた…。 | :GN-XIIIでトランザム状態のガガ三機を抑え切る事も出来ず、僚機はコーラサワー機を巻き込む事を恐れて攻撃出来ずと云う絶体絶命の危地で、カティに最後の通信を送った直後にガガをGNクローで粉砕し大爆発の中に消えた…。 | ||
− | : | + | :と思いきや、脱出カプセルは無事であり、コーラサワーはまたしても[[異能生存体|無傷で生還を果たした]]。 |
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
;[[GN-X]] | ;[[GN-X]] | ||
:初代系列機。 | :初代系列機。 | ||
− | ; | + | ;GN-X II |
− | : | + | :前代機。公式外伝『機動戦士ガンダム00F』(SRW未参戦)に登場。TVシリーズの空白期間に量産されたタイプ。オプションに選択でソード・キャノンを装備可能。 |
;[[GN-X IV]] | ;[[GN-X IV]] | ||
:後継機。[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]での[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]の主力機。 | :後継機。[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]での[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]の主力機。 | ||
;[[アヘッド]] | ;[[アヘッド]] | ||
:本機をベースとした発展機。こちらは、主に[[指揮官]]クラスが搭乗する。 | :本機をベースとした発展機。こちらは、主に[[指揮官]]クラスが搭乗する。 | ||
− | ; | + | ;スペルビアジンクス |
− | :公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場。[[海]]からの強襲揚陸用に開発されたGN-X IIIの発展機。 | + | :公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場。[[海]]からの強襲揚陸用に開発されたGN-X IIIの発展機。[[忍者]]の様な外見が特徴的。 |
+ | :表向きは地球連邦軍所属機であるが、実質的にはアロウズ所属機であった。後に、スペルビアジンクスはGN-X IVの開発におけるベース機の一つとなる。 | ||
== 余談 == | == 余談 == |